ヨーグルトをもっと自由に、毎日の料理へ|料理研究家・関岡弘美さんに聞く「ヨーグルトのある生活」
料理研究家の関岡弘美さんは、料理雑誌の編集者を経てフランスへ留学し、フランス料理、フランス菓子、ワインを学び、現在は、雑誌やテレビ、広告などでレシピを提案するほか、フランス料理をベースにしたおもてなし料理の教室も主宰されています。
今回のテーマは、「ヨーグルトのある生活」。ヨーグルトというと、日本では朝食やデザートとしてそのまま食べるイメージが強いかもしれません。しかし、関岡さんはフランスでの暮らしを通じて、ヨーグルトがもっと自由に料理に使える食材であることを感じたといいます。そのまま食べるだけでなく、スイーツに、ソースに、ドレッシングに、肉料理に。ヨーグルトを使った料理の楽しみ方や、オーガニック食品との向き合い方について、関岡さんにお話を伺いました。
料理研究家になったきっかけ
関岡さんが料理の道に進みたいと思ったのは、高校生の頃。きっかけは、家族のために料理を作ったことでした。「家族であったり、大切な人のために作る料理をもっと人に広めたいと思ったのが、料理の道に行きたいと思ったきっかけです。」その後、関岡さんは料理雑誌の編集部に就職されたそうです。
編集者として「伝える」仕事を経験する中で、次第に「作って伝える側に行きたい」という思いが強くなり、フランスへ留学。フランス料理、フランス菓子、ワインを学び、現地のレストランやパティスリーでも経験を重ねました。現在、料理教室では、フランスで学んだ知識をベースにしたおもてなし料理を中心に教えています。
また、関岡さんが料理を伝えるうえで大切にしているのは、見た目だけではありません。「実家が農家であることもあり、食材が食卓に届くまでの背景や、作り手の存在を大切にしている」という関岡さん。「料理に携わる人間として、目の前の一皿だけでなく、その前にある生産の現場や食材の背景まで伝えていきたい」と話します。
ヨーグルトをもっとカジュアルに
フランスで暮らした関岡さんにとって、乳製品はとても身近な存在でした。「日本だと、スーパーマーケットの棚の一部が乳製品という感じですが、フランスでは、乳製品専門のお店が身近にあり、チーズだけでなく、作り手のこだわりが詰まったヨーグルトにも出会える」そうです。「ここのフロマジュリー(チーズ専門店)のヨーグルトが好き、という楽しみ方がありました。生活の中で、常に隣にそういったお店があるというのは、日本との大きな違いでした。」
また、フランスではヨーグルトを朝食に食べるだけでなく、食後のデザートとして楽しむことも多いそう。日本では「健康のために食べるもの」という印象が強いヨーグルトですが、関岡さんは、もう少し気軽に生活の中で楽しむものとして捉えてもよいのではないかと話します。関岡さん自身も、ヨーグルトは毎朝食べるほど身近な食材。季節のフルーツを入れたり、軽くコンポートにしたものを合わせたり、グラノーラのような食感のあるものを添えたり。「毎日同じように食べるのではなく、季節の果物や少しのトッピングで変化をつける。それだけでも、ヨーグルトはぐっと楽しい一品になりますよ」と関岡さんは教えてくれました。
ヨーグルトを使った料理の楽しみ方
関岡さんがフランスで印象的だったことのひとつが、ヨーグルトを使ったレシピの多さでした。「ヨーグルトって、ただ食べておいしいだけじゃなくて、こんなにもいろいろなところで使えるんだなと向こうで感じて、自分のレシピにも取り入れています。」関岡さんの料理教室では、ヨーグルトを使った料理もさまざまに紹介されています。たとえば、ヨーグルトをハーブと合わせてソルベにするデザート。ヨーグルトの酸味やなめらかさが生き、軽やかなスイーツになります。

また、食事系では、ギリシャ風のムサカのように、水切りヨーグルトをホワイトソースの代わりに使う料理もあるそうです。「水切りヨーグルトにして、肉に合わせるソースを作ります。ホワイトソースの代わりになりますよ。乳製品のコクがありつつ酸味があるということが大きなポイントで、ミートソースとの相性がすごくいいんです。」と関岡さん。
ヨーグルトを肉料理に使うと聞くと、少し意外に感じる方もいるかもしれません。しかし、ヨーグルトには乳製品ならではのコクと、爽やかな酸味があります。そのため、肉料理に合わせても重くなりすぎず、味に奥行きを出してくれます。
ほかにも、酸味を活かしてクリーミーなソースにしたり、サラダのドレッシングにしたりする使い方は、家庭でもおすすめのレシピだといいます。「サラダのドレッシングにしたり、酸味を活かしてクリーミーなソースにしたりするのは、とても取り入れやすいと思います。家庭料理の雑誌などでも紹介すると、いつもとちょっと変わっていい、と人気になります。」ヨーグルトを使った料理は、特別なものではありません。いつものドレッシングに加える。水切りしてソースにする。スイーツに爽やかさを足す。そんな小さな工夫から始められます。
水切りヨーグルトを料理に活かす
料理にヨーグルトを使うとき、関岡さんは市販のグリークヨーグルトを買うよりも、自分の好きなヨーグルトを水切りして使うことが多いそうです。「普段は、自分の気に入っているヨーグルトをどう使うかを考えます。市販のグリークヨーグルトを買ってくるというより、買ってきたヨーグルトを自分で水切りすることが多いですね。」水切りの方法は、冷蔵庫で半日ほどかけて、自然にじっくり水分を抜くスタイル。プレスするのではなく、時間をかけて水切りすることで、料理に使いやすい質感に整えるそうです。
目安は、重さが半分くらいになるまで。しっかり水切りすることで、ソースやディップとして使いやすくなります。また、水切り後に出る乳清、いわゆるホエーも無駄にしません。「ホエーももったいないので、パンケーキのレシピに使ったりして、最後まで全部使うようにしています。」食材を余すことなく使うことは、関岡さんが大切にしている料理への姿勢にもつながっています。
ピュアナチュールオーガニックヨーグルトについて
ピュアナチュールオーガニックヨーグルトは、カネカグループ運営牧場「別海ウェルネスファーム」のオーガニック生乳を使用したヨーグルトです。別海ウェルネスファームでは、“人にやさしい・牛にやさしい・環境にやさしい”を実現した有機循環型酪農に取り組んでいます。
関岡さんは、ピュアナチュールオーガニックヨーグルトのアンバサダーとしても活動されています。過去には、実際に別海ウェルネスファームを訪問し、実際に生産の現場を見学されました。実家が農家であり、日頃から食材の背景を大切にしている関岡さんにとって、牧場を訪れて生産の現場を見ることは、ピュアナチュールオーガニックヨーグルトの価値をより深く感じる機会になったといいます。「牧場を実際に見させていただけたのは、すごく大きな経験でした。“人にやさしい・牛にやさしい・環境にやさしい”というコンセプトを、実際に牧場の現場で実践されておられることに大変感銘を受けました。作り手の想いや努力を実体験できたことで、よりピュアナチュールオーガニックの価値を伝えたいという気持ちになりました。」と関岡さん。

ピュアナチュールオーガニックヨーグルトは、毎日の朝食にも、おもてなしの一皿にも寄り添う存在です。関岡さんはその魅力について、「ミルクのコクやなめらかさをしっかり感じられる一方で、酸味が立ちすぎず、口当たりがやさしいため、そのまま味わうだけでも満足感があります」と語ります。シンプルだからこそ素材の良さが際立ち、日常の食卓を少し豊かにしてくれるヨーグルトです。
さらに、「水切りしてソースにする、コンポート、肉料理や魚料理に軽やかなコクを添えるなど更なる活用ができるのではないでしょうか」と関岡さん。水切りしたピュアナチュールオーガニックヨーグルトを、ムサカのような肉料理のソースに使えば、クリームのようなコクを出しながらも、後味は重たくなりすぎません。また、ピュアナチュールオーガニックヨーグルトは酸味が穏やかだからこそ、冷製スープにぜひ試していただきたい一品です。
最後に、「ピュアナチュールオーガニックヨーグルトの味は本当に格別です。そのまま食べるのはもちろん、いろんな料理に気軽に試していただきたいと思います。また、ピュアナチュールオーガニックヨーグルトの背景を知ることで、よりその価値を感じることができるので、私としては、牧場のこだわりをより多くの方に知ってもらえればと思っています」と関岡さんは笑顔で語ってくれました。
ヨーグルトのある生活を、もっと自由に
ヨーグルトは、朝食やデザートだけのものではありません。フルーツやグラノーラと合わせる。ソルベやムースにする。ドレッシングやソースにする。水切りして肉料理や魚料理に使う。少し使い方を変えるだけで、ヨーグルトは毎日の料理に新しい表情を加えてくれます。
関岡さんが教えてくれたのは、ヨーグルトを難しく考えず、もっとカジュアルに楽しむこと。そして、食材の背景を知ることで、いつもの一口がより豊かなものになるということです。まずは、いつもの料理に気軽にヨーグルトを取り入れることから。そこから、「ヨーグルトのある生活」はもっと自由に広がっていきます。
※本投稿は、カネカからインタビューを依頼し、ご回答頂いた内容を基に掲載しています。



