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ピュアナチュール™オーガニック ワークショップ

ピュアナチュール™オーガニック ワークショップ
もくじ

先日、東京四ツ谷にて、食インフルエンサーを対象とした「ピュアナチュール™オーガニック ワークショップ」を開催しました。ワークショップのテーマは、“オーガニックをもっと身近に”。料理家・料理教室主宰者・フードコーディネーターなど、健康意識の高い食インフルエンサー15名が参加。食インフルエンサーには、オーガニック食品の魅力、カネカのピュアナチュール™オーガニックヨーグルト、そしてライフコーポレーション(以下、ライフ)のブランド「BIO-RAL(ビオラル)」の取組みについて理解してもらうとともに、ピュアナチュール™オーガニックヨーグルトとビオラル食品のオリジナルレシピを体験してもらいました。



オーガニック(有機)食品とは?

そもそもオーガニック(有機)食品とは何でしょうか?オーガニック食品は、農薬や化学肥料に頼らず、環境への負荷をできる限り少なくする方法で生産された農産物や、有機飼料で飼育された家畜・家きん、それらを原料に使用した加工食品です。 実は、農産物、畜産物及び加工食品は、“有機JASマーク”が付されたものでなければ、「有機」「オーガニック」と表示できません。 また、有機JAS認証の種類は、有機農産物、有機畜産物、有機加工品、有機飼料などに分類されます 。

農林水産省による消費者調査()によれば、約89%が有機やオーガニックという言葉を知っているものの、有機JAS表示に関する規制などを正確に知っているのは約4%にすぎないとのこと。実際、参加した料理家からも「今まで単純に無農薬であればオーガニック食品であると考えていた」「有機JAS認証に種類があるのは知らなかった」とコメントがありました。


ピュアナチュール™オーガニックヨーグルトの誕生秘話

ここで、有機JAS認証を取得しているピュアナチュール™オーガニックヨーグルトを担当するカネカの森下 淳さんにお話しを伺いました。

なぜ化学会社であるカネカは酪農に取り組んでいるのでしょうか?カネカの経営理念は、“世界を健康にする”こと。「カネカは社会課題の一つとして日本の酪農に着目。私たちは酪農をサポートしたいとの想いで、酪農家と手を携え、乳製品事業を展開しています」(森下さん)。カネカは、2018年、まさにゼロから乳製品事業を立ち上げました。2021年にグループ運営会社の別海ウェルネスファームに牛舎が完成。2022年についに念願の有機JAS認証を取得することができたといいます。別海ウェルネスファーム酪農家は、牛を健康に育て、生乳を提供することはもちろんのこと、畑での有機飼料作りも重要な仕事の一つ。牧場立ち上げ当初は、無農薬での有機飼料作りに悪戦苦闘。畑に雑草が繁殖してしまったこともあったといいます。「北海道大学のアドバイスを受け、無農薬での除草に成功。自前で有機飼料を確保できるようになりました。立ち上げ当初より試行錯誤を繰り返しながら、約5年の時を経て誕生したのが、ピュアナチュール™オーガニックヨーグルトなのです」と森下さんは教えてくれました。



別海ウェルネスファームでは、牛のえさであるとうもろこしなどを畑で栽培し、“有機飼料(有機JAS認証) ”を作っています。その有機飼料を食べた牛が、オーガニック生乳、“有機畜産物(有機JAS認証) ”を提供してくれます。そして、そのオーガニック生乳を基に作られた乳製品が、“有機加工食品(有機JAS認証)”であるピュアナチュール™オーガニックヨーグルトとなります。「このように、私たちは3つの有機JAS認証を取得することで、こだわりのオーガニック乳製品を提供できるのです」(森下さん)。多国籍料理研究家からは、「オーガニック乳製品を作るのに、酪農家さんが有機飼料作りなど、こんなに手間をかけておられるとは知らなかった」と驚きの声が。森下さんは、「ピュアナチュール™オーガニックヨーグルトを通じて、オーガニック生乳の作り手である酪農家の仕事、そしてその想いを是非感じて頂ければ」と語ります。

別海ウェルネスファームでは、“牛にやさしい・人にやさしい・環境にやさしい ”を実現した有機循環型酪農に取り組んでいます。ここで、自動搾乳機に並ぶ牛たちの動画を観てもらいました。食インフルエンサーからは、「胸が張る感覚があるのは牛のお母さんも人間のお母さんと同じ!自分の好きなタイミングで自動搾乳機に行くのは、すごい共感できる!」との声が上がりました。

そして、実際にピュアナチュール™オーガニックヨーグルトを試食してもらいました。参加者からは、「濃厚さが格別」(カルチャーサロン講師)、「砂糖などを足さなくても、乳の甘みがしっかり感じられる」(スイーツ講師)「ピュアナチュール™オーガニックヨーグルトはフロマージュブランを思わせるほど、芳醇な味が特長」(チーズ講師)と大好評でした。


BIO-RAL(ビオラル)とは?

次に、ライフが取り組む自然の恵みを活かしたブランド「BIO-RAL(ビオラル)」について、ライフの小川 啓さんよりお話を伺いました。

ビオラルは、“自然を感じるくらし、もっと身近に”がコンセプト。「“素敵なナチュラルライフスタイルを通じて、心も体も健康で美しく豊かな毎日を過ごしてもらいたい”という私たちの願いが込められたブランドです。ビオラルでは、自然の恵みをいかしたオーガニック食品や健康にこだわった体にやさしい商品を豊富に取り揃えています」と小川さん。



2016年にライフ社員の「オーガニックを、普通に選んで買えるものにしたい!」との熱い想いから、新規事業として「ビオラル」が誕生したといいます。立ち上げ当時はまだまだ自然食品系スーパーは珍しく、試行錯誤の連続。コロナ禍などにより消費者のライフスタイルは大きく変化し、健康志向は高まっています。「このような時代の変化もあり、今では、首都圏5店舗、東西で7店舗を展開しています。2023年出店の有明ガーデン店では、新たな試みとしてビオラルカフェを併設。ビオラルで販売している商品を使ったお食事を提供していますよ」と小川さんは語ります。

ビオラルは4つのことを大切にしているといいます。それは、Organic(オーガニック)、Local(ローカル)、Healthy(ヘルシー)、Sustainability(サステナビリティ)。「オーガニックは、自然の恵みをいかした農作物や加工品。私たちはその価値をお伝えするとともに、お客様にいつでも手にできる場を提供していきたいと考えています」(小川さん)


100%オーガニック食品体験!

ここで、ビオラルの有機食品を食インフルエンサーにテイスティングしてもらいました。お皿には、ビオラルの有機大粒いちじく、有機デーツなどのドライフルーツ、有機アガベシロップ、有機オートミール、さらにはオーガニックチョコレートなど。これにピュアナチュール™オーガニックヨーグルトを加えて、なんと12品のオーガニック食品が一同に!

「オーガニック食品だけをテイスティングできる機会は初めて」(フレンチ料理家)「有機レーズンはオイルコーティングされておらず、まさに素材だけの美味しさを楽しめるのが嬉しい」(食育アドバイザー)「最近、デーツは日本でも身近になりつつあるフルーツですが、オーガニックのデーツは珍しい!」(イタリアン料理家)など、オーガニック体験に皆さん大満足のようです。

有機・オーガニックというと値段が高いイメージがあります。実際、農林水産省による消費者調査()でも、購入している有機食品のイメージとして、約85%が「価格が高い」と感じているとのこと。料理家からは、「ビオラルの商品は確かに有機 でない商品に比べれば少し高いですが、それでも比較的お安い価格帯であるのはなぜ?」との質問。小川さんは、「ライフは、オーガニック食品をより手の届きやすい価格帯にするため、ビオラル店舗だけでなく、全国のライフ店舗でもビオラルコーナーを積極的に展開しています。ボリュームを確保することで、オーガニック食品の価格を抑えることができるのです」と説明してくれました。ライフさんの「オーガニック食品をより身近なものにしたい」との熱い想いが伝わってくるエピソードですね。


オリジナルのオーガニックレシピ

そして、食インフルエンサーには、ピュアナチュール™オーガニックヨーグルトビオラルのオーガニック食品のオリジナルレシピを考案してもらいました。

一番人気は、「ピュアナチュール™オーガニックヨーグルト×ビオラル 有機アガベシロップ」。有機アガベシロップの優しい甘さとヨーグルトの濃厚さがマッチ。「朝食だけでなく、ヘルシーなおやつにもぴったり」との声が多数ありました。また、「ピュアナチュール™オーガニックヨーグルト×ビオラル 有機オートミール」も人気。「1日をこのオーガニックレシピから健康にスタートしたい」「これなら毎日オーガニックな暮らしを続けられそう」と国際中医薬膳師。



最後に、カネカの森下さん、ライフの小川さんより食インフルエンサーに対してメッセージが。「今日のオーガニック体験を通じて、ピュアナチュール™オーガニックをはじめ、オーガニック食品をより気軽に日常生活取り入れてもらえれば」(森下さん)「お近くのライフ、ビオラルに立ち寄って頂き、“いつものもの”をオーガニックの“いいもの”にしてみませんか。」(小川さん)当イベントを通じて、食インフルエンサーにオーガニックより身近に感じてもらえるイベントとなりました。




※注記

出典:農林水産省農産局 農業環境対策課「有機食品の市場規模および有機農業取組面積の推計手法検討プロジェクト」(2023年5月)

https://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/attach/pdf/chosa-11.pdf