ピュアナチュールオーガニック ワークショップ(The Lab. みんなで世界一研究所)

先日、グランフロント大阪内ナレッジキャピタル『The Lab. みんなで世界一研究所』にて、食インフルエンサーを対象とした「ピュアナチュールオーガニック ワークショップ」を開催しました。料理家・料理教室主宰者・テーブルコーディネーターなど、健康意識の高い食インフルエンサー15名が参加。食インフルエンサーには、カネカの取組み、別海ウェルネスファームの有機循環型酪農について理解してもらうとともに、VR体験、そしてピュアナチュールオーガニックヨーグルトとオーガニック食品をテイスティングしてもらいました。
カネカがなぜ酪農に?
まず登壇したのは、カネカの天川隼人さん。カネカは2018年に乳製品事業を立ち上げましたが、天川さんは事業立ち上げ時から関わっています。
なぜ化学会社であるカネカは酪農に取り組んでいるのでしょうか?「カネカは“世界を健康にする”という経営理念のもと、“世の中の社会課題を解決していくことを通じて自社も成長していこう”という考えをもって事業展開をしています」と天川さん。カネカは、社会課題の一つとして日本の酪農業に着目。その背景には、日本国内の酪農家は離農や後継者不足で年々減少傾向にあり、生乳生産量も長期トレンドで見れば減少傾向にあります。
カネカの乳製品事業のビジョンとして、「北海道の酪農家と共に、酪農から生活者までをつなぐ、乳製品のプラットフォーム化を目指したい」と天川さんはいいます。ビジョン実現のため、「今まで以上に魅力ある酪農業のモデルが別海ウェルネスファームである」とのこと。
別海ウェルネスファームの取組み~有機循環型酪農~
ここで、別海ウェルネスファームの久多里俊輔さんにバトンタッチ。2019年の牧場立ち上げ計画策定から、2020年の会社設立、2023年のオーガニック乳製品の販売開始に至るまで、久多里さんは有機循環型酪農の立ち上げに奔走してきました。
別海ウェルネスファームのコンセプトは、“人にやさしい、牛にやさしい、環境にやさしい”。このコンセプトを実現するため、「自動搾乳機の導入による酪農現場の省力化、フリーアクセス牛舎などによる牛のストレス軽減、太陽光発電による再生エネルギーの活用など、様々な活動を高い次元で組み合わせて有機循環型酪農を実践している」と久多里さんは熱く語ります。
別海ウェルネスファームの酪農家は、牛を育ててオーガニック生乳を提供することはもちろんのこと、とうもろこしなどの有機飼料作りも重要な仕事の一つ。牧場立ち上げ当初は、無農薬での有機飼料作りに悪戦苦闘。とうもろこし畑に雑草が繁殖してしまいほとんど収穫できなかった年も…。「北海道大学のアドバイスを受け、無農薬での除草に成功。自前で有機飼料を確保できるようになりました。このような試行錯誤を繰り返しながら、約5年の時を経て誕生したのが、ピュアナチュールオーガニックなのです」と久多里さんは教えてくれました。
別海ウェルネスファームでは、新たな取組みも進めているとのこと。それは、タンパク質豊富な大豆などの新たな有機飼料の栽培。しかし、現時点では雑草や害虫の発生でなかなか思った通りにはいかないとのこと。「現状に満足せず、持続可能な有機循環型酪農のモデル牧場を目指していきたい」と熱く語りました。久多里さんの挑戦の日々は続きます。
サステナブルな酪農をVR体験!
会場である『The Lab. みんなで世界一研究所』では、別海ウェルネスファームにいるかのような臨場感あふれるVR体験を通じて、サステナブルな酪農を学べます。参加者の方々は、さっそくVRゴーグルをかけて別海ウェルネスファームの仮想空間へ…。食インフルエンサーからは、「本当に別海町の牧場にいるみたい!牛が牛舎と放牧地を自由に行き来し、のびのびと過ごしているのがよく分かる」との声が上がりました。
ピュアナチュールオーガニックヨーグルトをテイスティング
次に、カネカの中村美保さんから商品の特長を解説してもらいました。「ピュアナチュールオーガニックヨーグルトの生乳部分は、別海ウェルネスファームの有機生乳のみを使用しており、生乳本来の自然な甘味が感じられます。また、じっくりと長い時間をかけて発酵させ、やさしく混ぜて丁寧に作る“ピュアナチュール製法”により、とろっとなめらか濃厚な食感が特徴」とのこと。ここで、実際に食インフルエンサーにはピュアナチュールオーガニックヨーグルトを試食してもらいました。参加者からは、「無糖のプレーンでも乳の甘みがしっかり感じられ、何も足さなくても満足感が高い」(親子料理教室主宰者)と大好評でした。
また、ヨーグルトとのペアリング体験として、オーガニック食品もテイスティングしてもらいました。お皿には、有機いちじくなどのドライフルーツ、有機アガベシロップ、さらには有機全粒ライ麦ブレッドなど、ヨーグルトを加えると計9品のオーガニック食品が一同に…!「オーガニックヨーグルトプレーンと自然な甘さが感じられるオーガニックドライフルーツの相性はバツグン!」(食育アドバイザー)など、ペアリング体験に皆さん大満足のようです。
最後に、カネカの天川さん、別海ウェルネスファームの久多里さんより食インフルエンサーに対してメッセージが。「今日のイベントを通じて、カネカの酪農の取組み、そしてピュアナチュールオーガニックのことを理解して頂き、是非より多くの方に広めていただければ」(天川さん)。久多里さんは、「ピュアナチュールオーガニックヨーグルトを通じて、オーガニック生乳の作り手である酪農家の仕事、そしてその想いを感じて頂ければ」と語ります。最後は参加者とカネカ・別海ウェルネスファームのメンバーとで記念撮影や、撮影スポットや牧場から取り寄せた牧草・とうもろこしで撮影タイム。当イベントを通じて、食インフルエンサーにサステナブルな酪農をより身近に感じてもらえました。